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うちはこの辺で有名な悪徳医(ヤブ医者)です。
2018.01.25(木)
私の師匠がよく患者さんに言っていた言葉がありました。
「うちはこの辺りでは有名な悪徳医だと言われています。」
長くなりますが、今回はその真意について書きたく思います。
最近でこそ、
“歯科治療は痛くなる前、穴が開く前に治療するのが大事”
と分かってくださっている患者さんが多くなってきてはいます。
しかし、
“歯科治療は痛いときに痛いところだけを埋めておしまい”
残念ながらこう思っている患者さんは2018年現在でも多いと感じます。
まして私の師匠は70過ぎ、40年前の開業当初は歯科治療の必要性は今よりも更に認知されていなかったことでしょう。
その中で必要な治療をして行くと、
「痛くもないのに歯をたくさん削られた」
「レントゲンを見せつけて脅かされた。」
「無駄に長い時間と回数を通院させられた。」
この様な誤解を多くの患者さんから受けたと聞かされました。
勿論、その様に誤解される方よりも多くの患者さんが、
“シッカリした医療には時間がかかり、早期に治療するほうが良い、予防が大事”
という事を理解して下さった結果、師匠は今でも歯科医業を行なっているわけです。
私の師匠はこうも言っていました。
「私が治せない患者さんは、私の話を聞いてくれない患者さんだけだ。」
残念ながら、治療には時間や痛みも伴います。仮詰めの状態では色々な不都合もあるかもしれません。
“説明をよく理解してくださる患者さんであれば、必ず機能回復をし、快適なお口を作ることが出来る。”
当院にもお忙しい患者さんが大勢いらっしゃいますが、鬱陶しいと思われてもシッカリ説明と治療を行う必要がある、ここ最近それを再認識させられる事が多いです。