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初石デンタルクリニック

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歯科医院での感染拡大を防ぐ! コロナウィルス

2020.03.10(火)

様々な憶測やデマ、風評被害等も心配されているコロナウィルス。某週刊誌で、歯科治療での感染懸念が大々的に記事になっていました。
記事内容を要約すると以下のことに気を使った歯科医院であるかがカギとされていました。

①、エアタービン(歯を削るシューンと音がするドリル)の患者ごとの交換が為されている。
②、器具の滅菌(消毒の親玉)がしっかり為されている。
③、治療椅子の患者ごとの清掃がなされている。
④、手袋の交換が患者ごとに為されている。
⑤、歯科医師、歯科衛生士の顔が治療中しっかりガードされている。

①、②、に関しては患者さんも目にして確かめることが簡単にできます、器具をブルーの透明のフィルムケースから破って開封して取り出しているかどうかです。このフィルムケースは一回限りの使い捨ての物で、シワクチャのケースやコゲや焼け跡のあるケースは再利用されている(しっかり器具が滅菌されていない)場合もあるので注意が必要です。
③、に関しては当院の様な完全個室の歯科医院では、通常患者さんが目にしないところで清掃するので確かめようがありません。大部屋治療で横並びで他の患者さんの治療している所が見える歯科医院では、隣の患者さんが治療が終わったあと、治療スタッフが椅子の清掃(拭き掃除)を行っているかで、確かめられます。
④、患者さんの前で新しい手袋を出して装着する(デモンストレーション)をする歯科医師はあまりいないかもしれません。1日のうちでも手袋を使い回していると、ゴムの匂いがキツくなってきたり、変色したりするので、それで気づけることもありますが、中々確かめようは無いかもしれません。
⑤、治療中の飛沫で歯科医師が患者さんから感染するリスクもあります。顔をマスクの他に眼鏡やフェイスガード(透明のプラスチック板)で覆って飛沫が目に入らない様にしているか、これは患者さんでも確かめられます。

当院にずっと通ってくださっている患者さんは、『なんだ、ウィルス騒ぎが起こる前から初石デンタルではやっていることじゃ無いか。』と思っていただける事でしか有りませんが、こうして記事になっている事を確認すると、やってて良かった、と再認識できました。

※ 尚、当院の大型キッズルームは定期的な換気と次亜塩素酸による拭掃消毒、ジアイーノなどによる空気清浄も行い、コロナウィルス以外のウィルス対策も万全に行っておりますが、体調の悪いお子さんのお預かりや、高熱の方の治療は時節柄お断りさせていただくこともございます。

歯医者さん楽しい

2020.03.05(木)

普通に考えて、歯医者さんが楽しい人は多分そうそうは居ないです…。待合室は深妙な顔で待っている方が多く、歯を削る機械の“シューン”という音が響いているイメージです。
最近当院にいらしてくださる患者さん方は待合室でも笑顔の方が多いのが、嬉しいところです。(勿論、待合室でお待たせしないのが一番ですが)
私の考えている歯医者さんは

「痛い時に、より痛い思いをして、痛くなくなるまで通う」
ではなく、

「痛くもなんともないけれど、来た人がスッキリして帰ってもらう」
です。

“不幸な人を不幸でなくする場所”
→“不幸でない人が幸せになる場所”

となって初めて歯医者さんとしての成功と思います。
言い換えるとこれは
“治療主体の歯医者さん”から、“予防(メインテナンス)主体の歯医者さん”への移行、とも言えます。
痛くなって重い腰を上げてやっとの事でいらっしゃる、というモチベーションでは、予防など夢のまた夢。

当院では“楽しい歯医者さん”のために
地域最大のキッズルーム、保育士常駐、ハロウィンやクリスマスのイベント、地域の他業種とのコラボイベント(フラダンス教室、幼児教育教室、助産院とのコラボなど、様々)など、治療とは直接関係のない事にも力を入れています。

“恐い→楽しい”
ブレークスルーへの取り組みを私自身が“楽しんで”やっています。

一見、歯医者さんとは関係ない話

2020.01.12(日)

私は15年くらい古武道の稽古をしています。

古武道と言っても中々ピンと来ない方が多いと思います。ジャンル(徒手のみのものや様々な道具を使うものなど)も流派(有名どころで“柳生流”とか、“北辰一刀流”とか)も色々あって、私の場合は剣術全般を教わっています。(肩書きは居合道、錬士六段です、笑)

総じて日本の武道は全体のバランスを感じ取り、最小の力や動きで大きな外力を得ようとするイメージが強いです。

勿論、無から大きなエネルギーを取り出せるわけではありません。普段人間が無意識に使っている無駄なエネルギーを目的に沿った形に集中させる…理系的に言うなら、永久機関を作るのではなく、熱効率の非常に高い機関を体内に作る、と言うイメージでしょうか?

その中で骨格や筋肉の動き方や力の入り方を

①解剖学的に学ぶ部分

②実際に動きに触れて力学的に感じる部分

この二つが上手く脳内で合致すると汎用性の高い動きが身につくようになると思います。

さて、私はかみ合わせの認定医でよくバランスの悪くなったかみ合わせの治療を行います。顎の骨が一番自然に動こうとした時に、歯列が邪魔をして調和の取れた噛み方ができなくなってしまっている部分を補正するのが治療の主旨です。

この、自然な顎の動きを私の場合は古武道的な観点から再現性のある動きとして抽出する事を行っています。

思いつきではじめた古武道も自分の本職に有機的につながる部分があった事は私の歯科医師人生ではかなりの僥倖でした。どんな事でも継続していると、何かしらの役には立つものだなぁと実感です。

昨年末、お諏訪様(流山諏訪神社)で、地元に感謝の意を込めて古武道の奉納縁武(演武)をさせて頂きました。

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テレビ出演のオファーについて

2019.12.07(土)

先日東京MX TVからスーパードクターを特集するテレビ番組の出演のオファーが有りました。
理由は
“予防歯科、小児歯科に力を入れ、大型キッズルーム等、患者さんが通いやすい環境づくりに注力して地域医療に貢献している歯科医院だから”
というものでした。
結論から言うと出演はお断り致しました。

私は神奈川で勤務医をしていた頃に私の師である後藤脩先生が、TV出演を二度した事がありました。(私も端に少しだけ出演しました)
放映翌日から、医院への問い合わせが全国各地からあり、医院の電話は一日中なりっぱなし、師匠は電話対応で一日中診療ができない、という状態が数日続きました…。
既存の通って下さっている患者さんの対応が出来ず、迷惑をかけたと言う苦い経験が今回のお断りの理由でした。
美味しいラーメン屋が TVで紹介されて、ものすごい行列の店になって、味が落ちる…みたいな事に現状成りかねないという事です。

とは言え、患者さん以外の方(TV局)から、高い評価を貰えたことは開院して以来、

①予防歯科を行い、地域医療に貢献する
②その為に歯科医院の敷居を下げる
③ちゃんとした説明をし、理解を得られた方に、内容に妥協をしない診療を行う

ブレずにやってきた事の積み重ねが一つの実を結ぶ結果となった、と、一人自己満足にふけることが出来る出来事でした。

歯を削りたくない…

2018.03.12(月)

歯医者さんは削ってナンボの仕事と思っている方が多いかもしれません。
歯医者さんの中にもそういう考えの方が割と多くいらっしゃるようです。
でも削ると歯はなくなって戻って来ません。
最近我が子の歯磨きをやりながら思うのが、なるべくこの子の歯を削らないで済む様になるにはどうしたら良いのか…です。

削らない話をする前にまず、削る話から…
穴が開いても歯を削らないでそのまま詰めて良いのか?
実はこれはNOです。
虫歯は細菌感染によって歯が腐食し、非常に硬かった歯がグズグズの柔らかい歯になってしまう病気です。削らずそのまま塞いでも、詰め物はしっかりくっつきません。修復物は接着剤で歯にくっつけるのですが、感染して腐った部分の歯を取り除いて健康で硬い部分に接着剤を塗って初めて、100%の接着性能を発揮します。
先日日本大学の平山教授、の講習会を受けて来ましたが、接着修復の権威の方もこの事をおっしゃっておりました。

さて、では削らないようにするにはどうするか。
これは細菌感染による腐食が起こる前の段階でどれだけそれを防ぐか、という事になります。
一番分かりやすく話すとありきたりな表現ですが、予防歯科、です。
予防歯科で最も大事なのは『習慣化』です。
日常生活での予防の習慣化、定期的にチェックを受ける習慣化。
当院では平成三十年二月に予防専用ルームをオープンしました。
『歯科医院は痛い時により痛い思いをしながら治療を受けるところ。“キーン”と言う音を聞きながら処置を受けるところ。』
こう言ったネガティブな印象から脱脚すべく、嫌な音が聞こえない完全個室の部屋でユッタリと予防歯科を受けてもらう。
習慣化にはなるべくストレスフリーを目指す必要があると思います。自分ならラグジュアリーな環境で予防を受けられるなら習慣化しやすいのでは、と感じました。
自分の子供の歯を見ながら、ずいぶん飛躍してしまったものだ…と思いましたが、自分が楽しい仕事は患者さんにも伝わってくれるのでは…?独りよがりにそう感じている昨今です。

うちはこの辺で有名な悪徳医(ヤブ医者)です。

2018.01.25(木)

私の師匠がよく患者さんに言っていた言葉がありました。
「うちはこの辺りでは有名な悪徳医だと言われています。」

長くなりますが、今回はその真意について書きたく思います。

最近でこそ、
“歯科治療は痛くなる前、穴が開く前に治療するのが大事”
と分かってくださっている患者さんが多くなってきてはいます。

しかし、
“歯科治療は痛いときに痛いところだけを埋めておしまい”

残念ながらこう思っている患者さんは2018年現在でも多いと感じます。
まして私の師匠は70過ぎ、40年前の開業当初は歯科治療の必要性は今よりも更に認知されていなかったことでしょう。

その中で必要な治療をして行くと、
「痛くもないのに歯をたくさん削られた」
「レントゲンを見せつけて脅かされた。」
「無駄に長い時間と回数を通院させられた。」
この様な誤解を多くの患者さんから受けたと聞かされました。
勿論、その様に誤解される方よりも多くの患者さんが、
“シッカリした医療には時間がかかり、早期に治療するほうが良い、予防が大事”
という事を理解して下さった結果、師匠は今でも歯科医業を行なっているわけです。

私の師匠はこうも言っていました。
「私が治せない患者さんは、私の話を聞いてくれない患者さんだけだ。」
残念ながら、治療には時間や痛みも伴います。仮詰めの状態では色々な不都合もあるかもしれません。

“説明をよく理解してくださる患者さんであれば、必ず機能回復をし、快適なお口を作ることが出来る。”
当院にもお忙しい患者さんが大勢いらっしゃいますが、鬱陶しいと思われてもシッカリ説明と治療を行う必要がある、ここ最近それを再認識させられる事が多いです。

勘違いしていませんか? 被せ物が終わったところで、応急処置が終了したと言う事を。

2017.11.21(火)

残念ながら歯医者さんへ行く理由は…
①痛い、腫れた
②取れた、穴が空いた
 
これが殆どです。
そして、この場合
応急処置→痛みを取る、ないし穴に仮詰をする
治療→穴にちゃんとしたものを詰めたりかぶせたりする事
 
だと思っている人が非常に多いと思います。
 
が、これは間違いだと当院では考えて居ます。
 
当院で考える治療とは病気を起こした原因を除去することだからです。
つまり、上に書いた治療内容は全て応急処置の中に入り、本当の治療は、詰め物などが終わった後に、お口の環境を今迄の物とは変えていく事こそが本来の治療のスタートとなる訳です。
それを一般に“予防”と言う方もいるかもしれませんが、元来予防と言うのはそもそも病気になる前の状態で行うもので有り、本来の意味の“予防”を行えるのは虫歯も歯周病も全く無い子供さんくらいのものなのかもしれません。
 
と、言葉遊びが過ぎましたが、皆さんが予防と言ってイメージするものに近い事、そこから更に時間をかけて地道な処置を行っていく事が本来の意味の“治療”となると考えている訳です。
 
今後の歯医者さんのあり方として最終形態は…
 
旧:歯医者さん→痛くなった時ガリっとやって痛い思いをして被せるところ
新:歯医者さん→治療(予防)の為に口の中をスッキリさせるところ
 
としていくべきだと考えています。

認知してもらいたい、歯科衛生士さんのオシゴト

2017.05.29(月)

皆さんは“歯科衛生士”と言うお仕事を御存知ですか?
分かりやすく言うと…
お医者さん→看護師さん
歯医者さん→歯科衛生士さん
 
専門の学校を出て国家試験に合格した歯医者さんのパートナーです。
よく“歯科助手”というものと混同されているのですが、此方は専門教育を受けていない“無資格者”で、歯科診療を行う上での“法的根拠のない”人達です。勿論、歯科衛生士と知識技術には大きな隔たりがあると思ってもらって差し支えありません。
 
さて、歯科衛生士のお仕事は…
①診療補助(歯を削る時出る水や削りかすを吸ったり、怪我をしないように頬や舌を押さえる、被せ物の型取りをする等)
②歯科医師の指示のもと歯周病などの予防衛生業務を行う
 
①は皆さん身近に感じてらっしゃると思いますが、むしろシッカリとした治療をする場合大事なのはむしろ②です。
 
当院で考えている治療は痛みや腫れが取れたり、穴が開いている所を被せただけで終わりではないからです。病気の治療は原因を除去して初めて成功したと言えると思うのです。この原因除去プログラムを患者さんの来院ニーズに合わせて組んでいく仕事は歯科医師よりもむしろ、より特化した専門教育を受けた衛生士が行う方が患者さんにメリットが大きいのです。
 
ただ、あまり歯科衛生士さんは職種として認知されていません…。
我々歯科医療関係者はこの事をいつも歯がゆく思っています。
皆さんも歯科診療を受けるときに歯科医師ではなくアシストに付いてくれたスタッフさんに「歯科衛生士さんですか?」と聞いてあげてみてください。自分の仕事を理解してくれている患者さんにきっといつもより更に頑張って予防業務を行ってくれると思いますよ。
 
次回は今回少し触れた“応急処置と原因除去治療”について書きたいと思います。

歯育とは何か? 〜孟母三遷の教えに見る育てる環境の重要性〜

2017.05.11(木)

孟母三遷はザックリ言うと中国の故事、子供の教育には環境が大事、というエピソードです。
●教育(教え育てる)
●歯育(歯を育てる)
歯育の最終目的は“お子さんが大人になって、死ぬまで自分の歯でちゃんと噛める”です。育てる上で重要なのはやはりお子さんの環境です。つまり
良い歯を育てる←良い環境を作る、です。
 
その方法は人それぞれの口の中の細菌環境、唾液の性質、歯並び、家族の口の状態(お子さんの場合これは実は大きなヒントになります)、食の嗜好を含む生活環境等からその人に合った治療プログラムを形成することだと当院では考えています。
 
私は中学校の校医、保育園の嘱託医を6園、助産院の嘱託医をやっています。
個人経営の歯医者さんとしてはややオーバーワークなのですが、それでも沢山のお子さんを診る理由は
《お子さんのうちに対策を講じていれば“良い歯育”に手間なく近づける事ができるから》です。
当院が助産院で行っている講習会もその一環です。
 
人間の体は日々変化します(成長〜老化)、生活環境も変わる中でこの答えの出にくい問題を患者さんと一緒に考えていくのが我々の責務と思います。当院では日々歯科医師と歯科衛生士がこの任に当たっています。
 
次は、意外と知られていない、歯科衛生士さんのお仕事についてお話ししたいと思います。

オーダーメイド治療…その正体は? 100%の医療を考えれば見えてくる。

2017.04.11(火)

最近歯科の業界では“オーダーメイド治療”という言葉を多く見ます。
そもそも患者さんは みんな違う状態でいらっしゃるので、治療は必ずオーダーメイドになると思うのですが?…、「バナナの皮はなぜ滑るのか?」を研究して話題になった方もいらっしゃいますので、この一見馬鹿馬鹿しそうな、だけれど少し興味を引きそうな、その正体について理論上100%完璧な医療と照らし合わせて考えてみます。

 

単純な医療モラルとして我々医療関係者は患者さんに対してまず、持てる技術の全てを導入して自分の持てる範囲内で最高の医療を行う努力を常に怠らぬようにする義務があり、多くの歯医者さんがそうしていると思っています。これを仮に『100%の治療方法=100%に限りなく近くなる様努力した医療』とします。
ここで難しいのは 理論上最も優れた治療が患者さんに望まれないかもしれないところです。
 
歯を抜くことに関してだけでも、
“処置しないと噛めない、他の歯に過剰に負担がかかり 残せる歯まで共倒れしてしまう”
と言う状況を説明してもどうしてもやりたくない、という方がいらっしゃいます。
(勿論、歯を抜くのは最終手段で可能な限りの保存はやるべきだという前提を差し引いてもリスクが明らかに高い場合です。)
こうなると、使えない歯を考慮した治療方法=“100%理論上正しくは無い医療”を行う必要が出てきます。
この時、様々な選択肢を残しておけることがオーダーメイド治療の本質であると思います。
この他、類似品に“患者さんファーストな治療”、“患者さん主体の治療”などがありましょうか…。

 

此処まで長々とした文章を読んでもらって申し訳無いのですが、「エッ?そんなの当たり前じゃん。」と思われた方が殆どかも知れません。じゃあなんでそれをわざわざうたい文句にするか…、単に「オーダーメイド」、この言葉にえも云われぬ上質感(笑)があるからかもしれません。
勿論当院もオーダーメイド治療を行っております。
 
次は子育てにおける歯育について少し雑感を述べたく思います。

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