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初石デンタルクリニック

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歯医者さんやってて良かった…

2021.02.18(木)

歯医者さんを20年もやっていると、やってて良かったと思う事がそれなりに沢山あります。

その中でごく最近感動したのが、小さいお子さんの患者さんとお母さんからバレンタインのチョコレートといっしょにもらったお手紙でした。


診療が終わった後の疲れた状態で開封したこのお手紙に思わず久々に一人でポロポロ泣いてしまいました。

“歯医者さんやってて良かった…”

歯医者さんからの質問がありまして…

2020.10.16(金)

最近何故か、近隣の歯医者さんや友人の歯医者さんから、「ブログの更新はまだか?」と言われることがよく有ります。そんな中でこの間のブログの中で書いた下記のテーマの答えを早くよこせと言われるので、今回はそれに付帯した内容でいきます。


あらかじめ断っておきますが、“歯医者さん向け”で、“患者さん向けの”内容では有りません。
誤解を受けたり不愉快な思いをなさる可能性があるので、関係者以外の方はご注意下さい。


〔質問内容〕
①、なぜ採算度外視の治療を趣味でやっていても医院経営が傾かないのか?
②、何故、多くの人件費を払っても医院経営が成立するのか…


〔私見〕
①について…
この答えは単純です。
私以外のスタッフが、患者さんからの信頼をシッカリ得て、自発的に動いてくれ、多くの患者さんを診てくれているから、その空き時間を私の診療時間に使えています。開業当初と比べ、今のスタッフが“自慢のスタッフ”と言えるくらいになってくれた事は、本当にありがたい事です。人の“縁”に常に感謝しております。


②について…
うちの求人サイトの要項を見て、よく求職者からではなく、歯医者さんからこの質問を受けるので、同時に…。
この答えもやはり単純です。
院長の取り分をただ減らしているだけです。(身も蓋も無い)
歯医者さんと言っても、育った家庭環境は様々です。総じて言えるのは、子供の大学の学費に5000万円(私立歯科大学の卒業までにかかる標準的な費用)近いお金を出せる御家庭の生活水準と、私の様に一般サラリーマンの家庭の生活水準はやはり違う様なのです。スタッフにそれなりに給与を出しても私は生活には全く困っていません。但し子供たちに5000万円の学費を出してあげるだけの貯蓄を作るのはかなり厳しいです。(笑)


医院のホームページでありながら、今回は患者さん向けでは無い異色の内容でした。
次回は何故前回“趣味”の話を書いたか、と、法人名について何となく書きたいと思います。

趣味と仕事(噛み合わせの治療は趣味でやっています)

2020.08.18(火)

いろいろな考え方の方がいらっしゃると思うので、これは私が考える “仕事” と “趣味” の区分です。

☆仕事☆
決められた納期までに決められた以上のクオリティの物事を納めることができて成立すると考えます。
どんなに素晴らしい物が出来ても納期が守れなかったり、規格が揃っていないと仕事として成立しません。
歯科医療でいうと「保険診療」はこれに当てはまります。
(ここで大事なのは、『決められた “以上の” クオリティである事』ですが…、いろんな意味で物凄いクオリティの物が存在しているようです。)

☆趣味☆
納期や規格に縛られず、採算を考えずに好きに出来る物事。ここで二つの考え方ができるのですが、
①趣味なので適当にやってもOK、辛い日常から離れて「面白おかしくやる」。
②趣味なので妥協すると趣味として成立しない、自分が納得できるまでとことんやり込む。

私の “噛み合わせの治療” や “保険外診療” に対する考え方は②です。
特に “噛み合わせの治療” は時間もかかるし当然医院自体としての採算は度外視、全く利益には繋がりませんが、患者さんにもそれなりに時間的、費用的な負担を強います。但し、当然持てる技術の全てでもって対応するので効果はしっかり出ます。
実は噛み合わせが専門と言う歯医者さんは探すとかなりの数が出て来ますが、沢山のクレームを抱えていらっしゃるケースがある様です。当院では患者さんには最初にこの旨を伝えて、「それで良いからぜひ治療してください。」と笑いながら言ってくださる方のみを治療している為、今迄数百人の方々を診て来ましたが、クレームが出たことが有りません。

採算度外視で趣味をやっていても医院がちゃんと成立する理由については…また別の機会にお話ししたく思います。

はい、子供が泣いちゃう歯医者さんです!

2020.07.09(木)

歯医者さんって『子供が怖くて泣いてしまう』っていうイメージが強くないですか?
「早く帰りたいー!」って。

当院では、治療を終えたお子さんが
「帰りたく無いー。」
と泣いちゃうお子さんが凄く多いです。

“保育士常駐”の“地域最大級のキッズルーム”は、
子育て中のお母さん方に来院して頂きやすい様に作りましたが、逆に早く帰りたいお母さんのあだとなってしまいました…。
とは言え“遊びに行きたい”と笑顔の子供さん達がたくさん来てくれることは凄く嬉しい事です。
患者さんもスタッフも、そして私自身も楽しい歯科医院をさらに目指していきたいと、
泣いているお子さんを見ながら思う日々です。

歯科医院での感染拡大を防ぐ! コロナウィルス

2020.03.10(火)

様々な憶測やデマ、風評被害等も心配されているコロナウィルス。某週刊誌で、歯科治療での感染懸念が大々的に記事になっていました。
記事内容を要約すると以下のことに気を使った歯科医院であるかがカギとされていました。

①、エアタービン(歯を削るシューンと音がするドリル)の患者ごとの交換が為されている。
②、器具の滅菌(消毒の親玉)がしっかり為されている。
③、治療椅子の患者ごとの清掃がなされている。
④、手袋の交換が患者ごとに為されている。
⑤、歯科医師、歯科衛生士の顔が治療中しっかりガードされている。

①、②、に関しては患者さんも目にして確かめることが簡単にできます、器具をブルーの透明のフィルムケースから破って開封して取り出しているかどうかです。このフィルムケースは一回限りの使い捨ての物で、シワクチャのケースやコゲや焼け跡のあるケースは再利用されている(しっかり器具が滅菌されていない)場合もあるので注意が必要です。
③、に関しては当院の様な完全個室の歯科医院では、通常患者さんが目にしないところで清掃するので確かめようがありません。大部屋治療で横並びで他の患者さんの治療している所が見える歯科医院では、隣の患者さんが治療が終わったあと、治療スタッフが椅子の清掃(拭き掃除)を行っているかで、確かめられます。
④、患者さんの前で新しい手袋を出して装着する(デモンストレーション)をする歯科医師はあまりいないかもしれません。1日のうちでも手袋を使い回していると、ゴムの匂いがキツくなってきたり、変色したりするので、それで気づけることもありますが、中々確かめようは無いかもしれません。
⑤、治療中の飛沫で歯科医師が患者さんから感染するリスクもあります。顔をマスクの他に眼鏡やフェイスガード(透明のプラスチック板)で覆って飛沫が目に入らない様にしているか、これは患者さんでも確かめられます。

当院にずっと通ってくださっている患者さんは、『なんだ、ウィルス騒ぎが起こる前から初石デンタルではやっていることじゃ無いか。』と思っていただける事でしか有りませんが、こうして記事になっている事を確認すると、やってて良かった、と再認識できました。

※ 尚、当院の大型キッズルームは定期的な換気と次亜塩素酸による拭掃消毒、ジアイーノなどによる空気清浄も行い、コロナウィルス以外のウィルス対策も万全に行っておりますが、体調の悪いお子さんのお預かりや、高熱の方の治療は時節柄お断りさせていただくこともございます。

歯医者さん楽しい

2020.03.05(木)

普通に考えて、歯医者さんが楽しい人は多分そうそうは居ないです…。待合室は深妙な顔で待っている方が多く、歯を削る機械の“シューン”という音が響いているイメージです。
最近当院にいらしてくださる患者さん方は待合室でも笑顔の方が多いのが、嬉しいところです。(勿論、待合室でお待たせしないのが一番ですが)
私の考えている歯医者さんは

「痛い時に、より痛い思いをして、痛くなくなるまで通う」
ではなく、

「痛くもなんともないけれど、来た人がスッキリして帰ってもらう」
です。

“不幸な人を不幸でなくする場所”
→“不幸でない人が幸せになる場所”

となって初めて歯医者さんとしての成功と思います。
言い換えるとこれは
“治療主体の歯医者さん”から、“予防(メインテナンス)主体の歯医者さん”への移行、とも言えます。
痛くなって重い腰を上げてやっとの事でいらっしゃる、というモチベーションでは、予防など夢のまた夢。

当院では“楽しい歯医者さん”のために
地域最大のキッズルーム、保育士常駐、ハロウィンやクリスマスのイベント、地域の他業種とのコラボイベント(フラダンス教室、幼児教育教室、助産院とのコラボなど、様々)など、治療とは直接関係のない事にも力を入れています。

“恐い→楽しい”
ブレークスルーへの取り組みを私自身が“楽しんで”やっています。

一見、歯医者さんとは関係ない話

2020.01.12(日)

私は15年くらい古武道の稽古をしています。

古武道と言っても中々ピンと来ない方が多いと思います。ジャンル(徒手のみのものや様々な道具を使うものなど)も流派(有名どころで“柳生流”とか、“北辰一刀流”とか)も色々あって、私の場合は剣術全般を教わっています。(肩書きは居合道、錬士六段です、笑)

総じて日本の武道は全体のバランスを感じ取り、最小の力や動きで大きな外力を得ようとするイメージが強いです。

勿論、無から大きなエネルギーを取り出せるわけではありません。普段人間が無意識に使っている無駄なエネルギーを目的に沿った形に集中させる…理系的に言うなら、永久機関を作るのではなく、熱効率の非常に高い機関を体内に作る、と言うイメージでしょうか?

その中で骨格や筋肉の動き方や力の入り方を

①解剖学的に学ぶ部分

②実際に動きに触れて力学的に感じる部分

この二つが上手く脳内で合致すると汎用性の高い動きが身につくようになると思います。

さて、私はかみ合わせの認定医でよくバランスの悪くなったかみ合わせの治療を行います。顎の骨が一番自然に動こうとした時に、歯列が邪魔をして調和の取れた噛み方ができなくなってしまっている部分を補正するのが治療の主旨です。

この、自然な顎の動きを私の場合は古武道的な観点から再現性のある動きとして抽出する事を行っています。

思いつきではじめた古武道も自分の本職に有機的につながる部分があった事は私の歯科医師人生ではかなりの僥倖でした。どんな事でも継続していると、何かしらの役には立つものだなぁと実感です。

昨年末、お諏訪様(流山諏訪神社)で、地元に感謝の意を込めて古武道の奉納縁武(演武)をさせて頂きました。

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テレビ出演のオファーについて

2019.12.07(土)

先日東京MX TVからスーパードクターを特集するテレビ番組の出演のオファーが有りました。
理由は
“予防歯科、小児歯科に力を入れ、大型キッズルーム等、患者さんが通いやすい環境づくりに注力して地域医療に貢献している歯科医院だから”
というものでした。
結論から言うと出演はお断り致しました。

私は神奈川で勤務医をしていた頃に私の師である後藤脩先生が、TV出演を二度した事がありました。(私も端に少しだけ出演しました)
放映翌日から、医院への問い合わせが全国各地からあり、医院の電話は一日中なりっぱなし、師匠は電話対応で一日中診療ができない、という状態が数日続きました…。
既存の通って下さっている患者さんの対応が出来ず、迷惑をかけたと言う苦い経験が今回のお断りの理由でした。
美味しいラーメン屋が TVで紹介されて、ものすごい行列の店になって、味が落ちる…みたいな事に現状成りかねないという事です。

とは言え、患者さん以外の方(TV局)から、高い評価を貰えたことは開院して以来、

①予防歯科を行い、地域医療に貢献する
②その為に歯科医院の敷居を下げる
③ちゃんとした説明をし、理解を得られた方に、内容に妥協をしない診療を行う

ブレずにやってきた事の積み重ねが一つの実を結ぶ結果となった、と、一人自己満足にふけることが出来る出来事でした。

歯を削りたくない…

2018.03.12(月)

歯医者さんは削ってナンボの仕事と思っている方が多いかもしれません。
歯医者さんの中にもそういう考えの方が割と多くいらっしゃるようです。
でも削ると歯はなくなって戻って来ません。
最近我が子の歯磨きをやりながら思うのが、なるべくこの子の歯を削らないで済む様になるにはどうしたら良いのか…です。

削らない話をする前にまず、削る話から…
穴が開いても歯を削らないでそのまま詰めて良いのか?
実はこれはNOです。
虫歯は細菌感染によって歯が腐食し、非常に硬かった歯がグズグズの柔らかい歯になってしまう病気です。削らずそのまま塞いでも、詰め物はしっかりくっつきません。修復物は接着剤で歯にくっつけるのですが、感染して腐った部分の歯を取り除いて健康で硬い部分に接着剤を塗って初めて、100%の接着性能を発揮します。
先日日本大学の平山教授、の講習会を受けて来ましたが、接着修復の権威の方もこの事をおっしゃっておりました。

さて、では削らないようにするにはどうするか。
これは細菌感染による腐食が起こる前の段階でどれだけそれを防ぐか、という事になります。
一番分かりやすく話すとありきたりな表現ですが、予防歯科、です。
予防歯科で最も大事なのは『習慣化』です。
日常生活での予防の習慣化、定期的にチェックを受ける習慣化。
当院では平成三十年二月に予防専用ルームをオープンしました。
『歯科医院は痛い時により痛い思いをしながら治療を受けるところ。“キーン”と言う音を聞きながら処置を受けるところ。』
こう言ったネガティブな印象から脱脚すべく、嫌な音が聞こえない完全個室の部屋でユッタリと予防歯科を受けてもらう。
習慣化にはなるべくストレスフリーを目指す必要があると思います。自分ならラグジュアリーな環境で予防を受けられるなら習慣化しやすいのでは、と感じました。
自分の子供の歯を見ながら、ずいぶん飛躍してしまったものだ…と思いましたが、自分が楽しい仕事は患者さんにも伝わってくれるのでは…?独りよがりにそう感じている昨今です。

うちはこの辺で有名な悪徳医(ヤブ医者)です。

2018.01.25(木)

私の師匠がよく患者さんに言っていた言葉がありました。
「うちはこの辺りでは有名な悪徳医だと言われています。」

長くなりますが、今回はその真意について書きたく思います。

最近でこそ、
“歯科治療は痛くなる前、穴が開く前に治療するのが大事”
と分かってくださっている患者さんが多くなってきてはいます。

しかし、
“歯科治療は痛いときに痛いところだけを埋めておしまい”

残念ながらこう思っている患者さんは2018年現在でも多いと感じます。
まして私の師匠は70過ぎ、40年前の開業当初は歯科治療の必要性は今よりも更に認知されていなかったことでしょう。

その中で必要な治療をして行くと、
「痛くもないのに歯をたくさん削られた」
「レントゲンを見せつけて脅かされた。」
「無駄に長い時間と回数を通院させられた。」
この様な誤解を多くの患者さんから受けたと聞かされました。
勿論、その様に誤解される方よりも多くの患者さんが、
“シッカリした医療には時間がかかり、早期に治療するほうが良い、予防が大事”
という事を理解して下さった結果、師匠は今でも歯科医業を行なっているわけです。

私の師匠はこうも言っていました。
「私が治せない患者さんは、私の話を聞いてくれない患者さんだけだ。」
残念ながら、治療には時間や痛みも伴います。仮詰めの状態では色々な不都合もあるかもしれません。

“説明をよく理解してくださる患者さんであれば、必ず機能回復をし、快適なお口を作ることが出来る。”
当院にもお忙しい患者さんが大勢いらっしゃいますが、鬱陶しいと思われてもシッカリ説明と治療を行う必要がある、ここ最近それを再認識させられる事が多いです。

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