よくある質問Q&A
よくある質問
◆C-3 かみ合わせが全身の不調に?
皆さんこんにちは。
流山市・初石駅近くの「初石デンタルクリニック」です。
「かみ合わせが悪い」と聞くと、お口に症状が出ると思われるでしょう。
しかし、かみ合わせが悪いことで起こる不調は、意外なところにも影響を及ぼしていることが多くあるのです。
今回は、かみ合わせが悪いことで起こる不調や、治療方法についてご説明いたします。
かみ合わせが悪いことで起こる症状のうち、多いのは耳鳴りや難聴、めまいといった「耳の症状」なのです。
ほかには、頭痛や肩こり、腕が上がらない、手足の関節の痛み、腰痛や坐骨神経痛といった全身の症状や、痺れなどの神経障害、睡眠時無呼吸症候群を訴える方もいます。
お口に関する症状では、口が開かない、開ける時に音がする、痛むなどの症状が出る顎関節症や、歯周病を発症していたり、歯並びが悪くなっていたりする方もいらっしゃいます。
整形外科や耳鼻咽喉科を受診しても原因がわからなかった症状がある方は、かみ合わせに原因がある場合も多いのです。
かみ合わせには、噛むときの癖が大きく関係しています。
「噛む」という動作は、歯の周囲の骨や筋肉とバランスを取ることで成り立っています。
そのため、噛み癖があると、それぞれの筋肉にかかる力のバランスが崩れ、徐々にかみ合わせが変化してしまいます。
むし歯や歯周病により噛めない歯がある、歯が抜けた部分を補っていない、入れ歯が合っていない、といった状態をそのままにしていると、噛み癖がつきやすくなります。
ほかにも、就寝中の食いしばりや歯ぎしりなど、本人も気づいていない生活習慣が原因になることあります。
まずは問診で、症状をうかがいます。
お口の状態を詳しく調べた後、かみ合わせの悪化により聴力が低下することがあるため、当院では聴力検査を行います。
また、かみ合わせの悪化により体の左右のバランスが崩れ、一方の腕が上がりにくくなることもあるため、腕上げなど体機能検査も行います。
検査後、むし歯や歯周病があれば、親知らずを含めたすべての歯や顎の状態、かみ合わせを同時に確認しながら治療していきます。
かみ合わせのバランスは、毎回の治療で聴力、口の開き具合、腕や首の可動域をチェックして確認します。
また、噛み癖の矯正も行います。
かみ合わせを整えても噛み癖が変わらなければ、症状が後戻りしてしまう可能性があるためです。
このように、かみ合わせは全身に影響を与えるため、見逃すと厄介なものです。
当院の院長は、顎関節の日本顎咬合学会「かみあわせ認定医」です。
かみ合わせ・顎関節の分野の専門的な知識・技術を持って治療にあたります。
気になる症状がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。