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初石デンタルクリニック

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よくある質問Q&A

よくある質問

◆T-4 Q :新たに保険導入された白い被せ物(CAD/CAM)って如何なんですか?

A :金属より歯を削る量は増えるが見た目は綺麗になる素材です。

CAM/ CAMはハイブリットセラミックと言う強化プラスチック素材を3Dスキャナで取り込んで削り出して作った被せ物になります。
プラスチックなので見た目は遠目に見たら白く見えますが、金属に比べ強度は低いため、割れたりしない様にCAD/ CAMのほうがより多くの歯を削ってからくっつけることになります。
具体的な厚みとして
金属→0.7mm
CAM/ CAM→1.5mm
程度の削りシロをとって作ると通常二年以上の使用に耐えうることを担保できる様に設計されている様です。

また、材料の精度は残念ながらまだ、コンピュータでデータを取り込んで削り出すCAD /CAMよりも腕の良い職人の作った銀歯の方が高いため、被せ物の際からの虫歯のなりやすさも銀歯に軍配が上がります。
極論を言うと長持ちと見た目の、どちらを優先するか、と言うことになる分けです。

余談①
比較は保険内の素材のみで行いましたが、保険外の素材として、セラミックやジルコニアの様なプラスチックに比べ強度のある白い材料を使うとまた話は変わってきます。見た目と長持ちを両立するためにコストをかけると言う判断も必要かもしれません。

余談②
CAD/CAMが保険適用になった理由…戦後長らく虫歯で削った歯の修復物は金属修復物に頼っていました。健康保険制度で使われているいわゆる“銀歯”は微量ではありますが、金やパラジウムの様な電子製品等に使用されるレアメタルを、含んでいます。この素材の価格が近年高騰しているため、国家予算からの支出が増えてしまいます。現在のところはCAD/ CAMと金属の保険点数には大きな開きはないですが、同じ予算を使うなら金属の“材料代”より、“新技術への投資”に使う方が建設的との判断と、レアメタルは歯科医療よりも産業に使うべきと言う判断があったと推測されます。