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趣味と仕事(噛み合わせの治療は趣味でやっています)
2020.08.18(火)
いろいろな考え方の方がいらっしゃると思うので、これは私が考える “仕事” と “趣味” の区分です。
☆仕事☆
決められた納期までに決められた以上のクオリティの物事を納めることができて成立すると考えます。
どんなに素晴らしい物が出来ても納期が守れなかったり、規格が揃っていないと仕事として成立しません。
歯科医療でいうと「保険診療」はこれに当てはまります。
(ここで大事なのは、『決められた “以上の” クオリティである事』ですが…、いろんな意味で物凄いクオリティの物が存在しているようです。)
☆趣味☆
納期や規格に縛られず、採算を考えずに好きに出来る物事。ここで二つの考え方ができるのですが、
①趣味なので適当にやってもOK、辛い日常から離れて「面白おかしくやる」。
②趣味なので妥協すると趣味として成立しない、自分が納得できるまでとことんやり込む。
私の “噛み合わせの治療” や “保険外診療” に対する考え方は②です。
特に “噛み合わせの治療” は時間もかかるし当然医院自体としての採算は度外視、全く利益には繋がりませんが、患者さんにもそれなりに時間的、費用的な負担を強います。但し、当然持てる技術の全てでもって対応するので効果はしっかり出ます。
実は噛み合わせが専門と言う歯医者さんは探すとかなりの数が出て来ますが、沢山のクレームを抱えていらっしゃるケースがある様です。当院では患者さんには最初にこの旨を伝えて、「それで良いからぜひ治療してください。」と笑いながら言ってくださる方のみを治療している為、今迄数百人の方々を診て来ましたが、クレームが出たことが有りません。
採算度外視で趣味をやっていても医院がちゃんと成立する理由については…また別の機会にお話ししたく思います。