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初石デンタルクリニック

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勘違いしていませんか? 被せ物が終わったところで、応急処置が終了したと言う事を。

2017.11.21(火)

残念ながら歯医者さんへ行く理由は…
①痛い、腫れた
②取れた、穴が空いた
 
これが殆どです。
そして、この場合
応急処置→痛みを取る、ないし穴に仮詰をする
治療→穴にちゃんとしたものを詰めたりかぶせたりする事
 
だと思っている人が非常に多いと思います。
 
が、これは間違いだと当院では考えて居ます。
 
当院で考える治療とは病気を起こした原因を除去することだからです。
つまり、上に書いた治療内容は全て応急処置の中に入り、本当の治療は、詰め物などが終わった後に、お口の環境を今迄の物とは変えていく事こそが本来の治療のスタートとなる訳です。
それを一般に“予防”と言う方もいるかもしれませんが、元来予防と言うのはそもそも病気になる前の状態で行うもので有り、本来の意味の“予防”を行えるのは虫歯も歯周病も全く無い子供さんくらいのものなのかもしれません。
 
と、言葉遊びが過ぎましたが、皆さんが予防と言ってイメージするものに近い事、そこから更に時間をかけて地道な処置を行っていく事が本来の意味の“治療”となると考えている訳です。
 
今後の歯医者さんのあり方として最終形態は…
 
旧:歯医者さん→痛くなった時ガリっとやって痛い思いをして被せるところ
新:歯医者さん→治療(予防)の為に口の中をスッキリさせるところ
 
としていくべきだと考えています。

認知してもらいたい、歯科衛生士さんのオシゴト

2017.05.29(月)

皆さんは“歯科衛生士”と言うお仕事を御存知ですか?
分かりやすく言うと…
お医者さん→看護師さん
歯医者さん→歯科衛生士さん
 
専門の学校を出て国家試験に合格した歯医者さんのパートナーです。
よく“歯科助手”というものと混同されているのですが、此方は専門教育を受けていない“無資格者”で、歯科診療を行う上での“法的根拠のない”人達です。勿論、歯科衛生士と知識技術には大きな隔たりがあると思ってもらって差し支えありません。
 
さて、歯科衛生士のお仕事は…
①診療補助(歯を削る時出る水や削りかすを吸ったり、怪我をしないように頬や舌を押さえる、被せ物の型取りをする等)
②歯科医師の指示のもと歯周病などの予防衛生業務を行う
 
①は皆さん身近に感じてらっしゃると思いますが、むしろシッカリとした治療をする場合大事なのはむしろ②です。
 
当院で考えている治療は痛みや腫れが取れたり、穴が開いている所を被せただけで終わりではないからです。病気の治療は原因を除去して初めて成功したと言えると思うのです。この原因除去プログラムを患者さんの来院ニーズに合わせて組んでいく仕事は歯科医師よりもむしろ、より特化した専門教育を受けた衛生士が行う方が患者さんにメリットが大きいのです。
 
ただ、あまり歯科衛生士さんは職種として認知されていません…。
我々歯科医療関係者はこの事をいつも歯がゆく思っています。
皆さんも歯科診療を受けるときに歯科医師ではなくアシストに付いてくれたスタッフさんに「歯科衛生士さんですか?」と聞いてあげてみてください。自分の仕事を理解してくれている患者さんにきっといつもより更に頑張って予防業務を行ってくれると思いますよ。
 
次回は今回少し触れた“応急処置と原因除去治療”について書きたいと思います。

歯育とは何か? 〜孟母三遷の教えに見る育てる環境の重要性〜

2017.05.11(木)

孟母三遷はザックリ言うと中国の故事、子供の教育には環境が大事、というエピソードです。
●教育(教え育てる)
●歯育(歯を育てる)
歯育の最終目的は“お子さんが大人になって、死ぬまで自分の歯でちゃんと噛める”です。育てる上で重要なのはやはりお子さんの環境です。つまり
良い歯を育てる←良い環境を作る、です。
 
その方法は人それぞれの口の中の細菌環境、唾液の性質、歯並び、家族の口の状態(お子さんの場合これは実は大きなヒントになります)、食の嗜好を含む生活環境等からその人に合った治療プログラムを形成することだと当院では考えています。
 
私は中学校の校医、保育園の嘱託医を6園、助産院の嘱託医をやっています。
個人経営の歯医者さんとしてはややオーバーワークなのですが、それでも沢山のお子さんを診る理由は
《お子さんのうちに対策を講じていれば“良い歯育”に手間なく近づける事ができるから》です。
当院が助産院で行っている講習会もその一環です。
 
人間の体は日々変化します(成長〜老化)、生活環境も変わる中でこの答えの出にくい問題を患者さんと一緒に考えていくのが我々の責務と思います。当院では日々歯科医師と歯科衛生士がこの任に当たっています。
 
次は、意外と知られていない、歯科衛生士さんのお仕事についてお話ししたいと思います。

オーダーメイド治療…その正体は? 100%の医療を考えれば見えてくる。

2017.04.11(火)

最近歯科の業界では“オーダーメイド治療”という言葉を多く見ます。
そもそも患者さんは みんな違う状態でいらっしゃるので、治療は必ずオーダーメイドになると思うのですが?…、「バナナの皮はなぜ滑るのか?」を研究して話題になった方もいらっしゃいますので、この一見馬鹿馬鹿しそうな、だけれど少し興味を引きそうな、その正体について理論上100%完璧な医療と照らし合わせて考えてみます。

 

単純な医療モラルとして我々医療関係者は患者さんに対してまず、持てる技術の全てを導入して自分の持てる範囲内で最高の医療を行う努力を常に怠らぬようにする義務があり、多くの歯医者さんがそうしていると思っています。これを仮に『100%の治療方法=100%に限りなく近くなる様努力した医療』とします。
ここで難しいのは 理論上最も優れた治療が患者さんに望まれないかもしれないところです。
 
歯を抜くことに関してだけでも、
“処置しないと噛めない、他の歯に過剰に負担がかかり 残せる歯まで共倒れしてしまう”
と言う状況を説明してもどうしてもやりたくない、という方がいらっしゃいます。
(勿論、歯を抜くのは最終手段で可能な限りの保存はやるべきだという前提を差し引いてもリスクが明らかに高い場合です。)
こうなると、使えない歯を考慮した治療方法=“100%理論上正しくは無い医療”を行う必要が出てきます。
この時、様々な選択肢を残しておけることがオーダーメイド治療の本質であると思います。
この他、類似品に“患者さんファーストな治療”、“患者さん主体の治療”などがありましょうか…。

 

此処まで長々とした文章を読んでもらって申し訳無いのですが、「エッ?そんなの当たり前じゃん。」と思われた方が殆どかも知れません。じゃあなんでそれをわざわざうたい文句にするか…、単に「オーダーメイド」、この言葉にえも云われぬ上質感(笑)があるからかもしれません。
勿論当院もオーダーメイド治療を行っております。
 
次は子育てにおける歯育について少し雑感を述べたく思います。

“インプラントを否定も肯定もしない、何故ならしっかり作った入れ歯はインプラント同様しっかり噛めるから。”

2017.01.16(月)

 
 
世の中には“インプラント積極派”と“インプラント否定派(入れ歯派?)”の歯医者さんがいらっしゃる様に聞きます。
 
かく言う私は…結論から言うとそのどちらでもありません。(消極的肯定派とでも言いましょうか…)インプラント治療は無くなった歯を作る上で一つの選択肢としては非常に優れたツールです。
 
「インプラントを否定はしません、但し私は義歯と噛み合わせが専門です。」
という事です。
 
当院ではインプラントの正しいリスクとメリットをわかってもらった上で患者さんが希望されるなら、何百症例も経験のあるインプラント専門医に手術処置をして貰う体制を整えています。
しかし需要は極端に少ないです。
何故なら…
 
“正しく製作された義歯ならインプラントと同様以上にしっかり噛める”から。
 
様々なメディアでも書かれていますが、インプラントのメリットとリスクについて話をしておきます。
  
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インプラントのメリット
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①面倒な取り外しが無い。
取り外しの義歯と違い、食後外して磨いてまた口の中に戻すと言う面倒な作業をせずに済みます。(但し、天然の歯に比べ歯周病で抜けてしまうリスクが非常に高いので、歯ブラシにはより気を遣わないといけなくなります。)
②ちゃんと作られていない入れ歯よりはよく噛める。
③しっかり作れば、見た目が天然の歯に近い。
 
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インプラントのデメリット
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①手術が必要
大げさに聞こえますが、さほど大きな手術にはならず、基本的には日帰りです。
②治療期間がかかってしまう。
手術後、固定の確認などが必要なので、数ヶ月の期間が通常かかります。
③費用が高額
保険外診療になります。
  
以上を説明した上で御納得なさる方はインプラント治療をなさると良いと思います。
私個人的な意見を言いますと、「ちゃんと噛める義歯を作って、半年以上は使って貰い其れでもそれ以外の方法を望むならインプラント処置をする」と言うのが無難ではないかと思うのですが…。
  
次回は“100%の医療って何だろう…”を考えていきたく思います。

「そんな治療方法も有るんですか⁉︎知らなかった。」…よく言われます…。

2016.12.09(金)

初石デンタルクリニックは平成27年10月に流山市東初石の地に開業し、先月一周年を迎えました。
目標は堅苦しく言うと「今迄の常識には無い質の高い医療と言う価値観を地域に根付かせたい。」なのですが、わかりやすく言うと「時間とお金が一番かからず、“しっかり噛め”、一番歯が残る治療。」と言うことです。
ただ、15年以上も医療に携わっていると医学的理論的に最良な方法が必ずしも患者さんが許容できる最良の方法では無い事も多い、と言うことをよく実感します。

患者さんの身体状況(持病や御高齢である事etc.)、時間的余裕、経済的余裕、本人の絶対的な価値観(残す事より見た目を重視する事、etc.)、等により理論が通じなくなる事が医療の臨床現場ではままあると言うことです。

 

必要なのは
“正しい医療を正確に行う技術”
だけではなく、
“治療方法の選択肢の幅をいかに多く持っているか”と
“どれだけわかり易くその選択のメリットとリスクを説明出来るか”
が最も重要だと思っています。

 

「そんな治療方法も有るんですか⁉︎今まで一度も説明されたことがなかった…。」と患者さんからよく言われます。
歯科業界全体として考えるとあまり好ましい患者さんの反応とは言えないのですが…、今の所は技術が褒められるのと同じくらいこの言葉が私の励みになっています。

 

次回はそんな治療の選択肢としての義歯(入れ歯)とインプラントについて、私個人の意見を書きたく思います。

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