よくある質問Q&A
よくある質問
◆C-2 子どものむし歯の意外な原因とは
皆さんこんにちは。
流山市・初石駅近くの「初石デンタルクリニック」です。
毎日しっかり歯みがきをさせているのに、お子さまがむし歯になってしまった…。
そうおっしゃって来院される親御さんは多くいらっしゃいます。
これにはいくつかの原因があります。
むし歯を引き起こす原因となるのは、「細菌・糖分・歯の質」です。
ですが、これらが単体でむし歯を作ることはありません。
すべての要素が重なってしまった時、むし歯が発生してしまうのです。
たとえば、歯みがきがしっかりできていなくてむし歯の原因菌が繁殖し、お口の中には細菌の養分となる糖分が多く与えられ続け、さらにもともと歯質が弱かったり、フッ素塗布をしていなかったりと、すべての条件が揃った時にむし歯になります。
気をつけているようでも、お子さまには糖分を多く与えている場合があります。
また、量はそんな多くなくても、頻度の高い場合もあります。
ジュースや飴、グミなどのお菓子は、あげる量と頻度に気をつけましょう。
生まれたての赤ちゃんのお口には、細菌は存在していません。
そのお口にどうやってむし歯菌が侵入するのでしょう?
それは、周りの大人からの感染によるものなのです。
そのため、大人と食器の共用を避ける、口移しで食べ物を与えない、などの注意が必要となります。
ですが、可愛いお子さまとのスキンシップは欠かせないもの。
その時お子さまにむし歯菌を移さないように、ご家族皆さまでお口のケアにつとめましょう。
みんなが健康なお口でいれば、赤ちゃんにむし歯菌が移るリスクを減らすことができます。
むし歯の予防で大切なのは、ご自宅での歯みがきと、定期的な検診・メンテナンスです。
歯みがきの際には、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなども併用して、むし歯の原因となるプラーク(歯垢)を毎日しっかり取り除きます。
お子さまには、大人の方が仕上げみがきしてあげることも必要です。
また、定期的な検診で、自分では気づかない初期むし歯などの確認や、お子さまであれば歯並びや生え変わり、大人は歯周病などのチェックをします。
さらに、プロによるクリーニングやフッ素塗布、お子さまにはシーラント処置などを行いましょう。
さらに、先に述べたように、糖分を多く含むジュースやお菓子の量と頻度に気をつけましょう。
乳歯がむし歯になると、その後生えてくる永久歯がむし歯になりやすくなる、永久歯の歯並びが乱れるといった悪影響を与えます。
「乳歯はどうせ生え替わるから」と軽く考えず、乳歯のうちから適切なケアを心がけましょう。
当院では、小さいお子さまからシニア世代の方まで、皆さまの健康なお口づくりのお手伝いをいたします。