◆C-6　矯正治療はこどもだけの治療ではありません

皆さんこんにちは。

流山市・初石駅近くの｢初石デンタルクリニック｣です。

子どもが行うイメージの強い、歯列の矯正治療。
最近は大人になってから行う方も増えてきましたが、効果や痛みなどがわからいという方も多いでしょう。

今回は、大人の矯正治療の種類や、始めるタイミングなどについてお話しします。

大人になってから歯列矯正を始める場合は、いつでも始めることができます。
小児矯正の場合は、歯の生え変わり時期や顎の成長過程に合わせて最適なタイミングがありますが、歯の成長が完了している成人の歯列矯正では、そのようなタイミングを考える必要がありません。
「歯並びを治したい」と思った時が、「矯正治療を始めるタイミング」です。

大人の歯列矯正のメリットとデメリットは、次のようなことがあります。

○メリット

・見た目のコンプレックスが解消されるため、笑顔に自信が持てるようになります。
そのため、積極的に人と関わることができるようになったとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

・歯並びを良くすると、歯みがきがしやすくなるため、むし歯や歯周病などのトラブルが起きにくくなります。

・大人の歯列矯正の場合、成長過程による影響がないため治療スケジュールが立てやすく、矯正期間が延びて費用や精神的負担が増えるといったことを軽減できます。

○デメリット

・装着した器具が目立つことを嫌う方は多くいらっしゃいます。
しかし、最近の歯列矯正は目立ちにくい器具や、歯の裏側に器具を付ける治療方法もあります。

・人によって痛みを感じることや、食事中の違和感や器具に触れる不快感が気になる場合もあります。
痛みがひどい場合は調整して軽減することができますし、取り外し可能な矯正器具もあります。

・治療中は、矯正器具の隙間に汚れが付着しやすくなりますので、普段よりも丁寧なケアが必要になります。

金属製の矯正器具は目立つというデメリットがあり、矯正治療が敬遠される理由のひとつでした。
そのため、目立たない矯正装置として「審美ブラケット」が考案・開発されました。

審美ブラケットの特徴は以下のようなものです。

・歯の色味に近い矯正装置なので、目立ちにくい
・矯正装置に汚れがつきにくく、変色や着色も起こりにくい
・表面が薄くなめらかな割に丈夫で頑丈
・金属を使用していないので、金属アレルギーの方でも装着可能

このように、矯正治療には見た目以外にもメリットが多くあります。
この先ずっと健康なお口を維持するためには、いつから始めても遅くはありません。
興味のある方は、一度当院までご相談ください。