◆C-4　顎関節症ってどんな治療をするの？

皆さんこんにちは。

流山市・初石駅近くの｢初石デンタルクリニック｣です。

顎関節症（がくかんせつしょう）という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
または、顎関節症に悩まれている方も少なくないでしょう。
この症状について、今回はご説明いたします。

顎関節症は、顎の関節部分や咀嚼筋などの部分に痛みが発生します。
かつてはかみ合わせが悪いことが原因とされてきましたが、現在は顎関節症の原因はさまざまあると言われており、かみ合わせが悪いことのほか、顎関節そのものが弱いなどといった構造上の問題、ストレスや不安などからくる顎の筋肉の緊張、外傷、日常生活における習慣や癖など多岐にわたることが分かっています。

当院ではその中でも主に「かみ合わせがズレている」「顎関節が変形している」ことが原因で起こっている顎関節症の治療を行っています。
ふたつの原因のうち、顎関節が変形を起こす原因としては、「成長過程の発育不全で変形した場合」と「成長した後にかみ合わせが悪いことが原因で変形する場合」があります。
骨が変形している場合は、外科手術が必要になることもあります。
変形している場合でもかみ合わせの治療をすることで、ある程度症状を緩和できることがあります。
また、外科手術が必要な場合は、連携している大学病院をご紹介することもあります。

顎関節症の症状は、口が開けづらい、ポキポキと音がする、などから始まり、口を開けると痛みが生じる、口が開かなくなる、と進行していく慢性疾患です。
その他にも腕や指のしびれ、めまい、頭痛、首や肩、背中の痛み、腰痛、肩凝りなどのほか、目・耳・鼻・歯・舌などに不快感や違和感を覚えることもあります。

当院のかみ合わせ治療は、歯並びはもちろん、患者さまに最適な顎関節の動きまで考慮して治療方針を決定しています。

まずは患者さまに治療の概要をご説明し、CT撮影を含めた諸検査を行います。
検査後はデータを解析し、それを基に治療方法の検討を行います。
そして患者さまに検査結果の報告と治療方法のご説明を行い、患者様に同意をいただけたら治療を開始いたします。

かみ合わせ治療を行うにあたっては、歯を削る、または歯を付け足す方法があります。
歯は上下で凹凸が合っていないと、かみ合わせが悪くなってしまいます。
そのため、合っていない部分を調整するために削ったり足したりすることでかみ合わせを整えていきます。
患者さまのかみ合わせや歯の状態に応じて、歯への負担ができる限り少ない治療方法をご提案いたします。

このように、顎関節症と言っても、原因や症状はさまざまです。
当院では「かみ合わせ認定医」である院長が、患者さまに合わせた治療を行いますので、お悩みの方は一度ご相談ください。